在留資格認定証明書交付申請とは

今回は、在留資格申請の中で最も基本的な在留資格認定証明書交付申請についてお話しします。

在留資格認定証明書交付申請 とは

日本に入国しようとする外国人の方が、日本で行おうとする活動内容がいずれかの在留資格（「短期滞在」及び「永住者」を除く）に該当するものである等の上陸のための条件に適合していることを証明するために、入国前にあらかじめ行う申請です。
なお、交付された在留資格認定証明書は、在外公館における査証申請や上陸申請の際に提出・提示することにより、速やかに査証発給や上陸許可を受けることができます。

入国管理局HPより参照

在留資格認定証明書交付申請とはその字の表す通り、在留資格認定証明書をもらうための申請です。

日本で会社を経営したい人は在留資格「経営・管理」の
日本で研究をしたい人は在留資格「研究」の
日本で日本人の配偶者として暮らしたい人は在留資格「日本人の配偶者等」の

在留資格認定証明書交付申請を行います。

行政書士は在留資格認定証明書をCOE（Certificate of Eligibility）とよく言います。

在留資格認定証明書交付申請は誰ができるのか

この申請は、誰でもできるというわけではありません。具体的には以下の人々が申請可能です。

申請者（外国人）本人が申請

申請者が短期滞在などで日本に来て申請するパターン。大変であり、あまり一般的ではありません。

申請者受け入れ先が申請

申請者（外国人）の受け入れ先会社や、学校。配偶者ビザであれば結婚している日本にいるパートナー等が申請します。一般的です。

その他

・入国管理局長が認めた公益法人の職員
・入国管理局に届け出をしている弁護士又は行政書士
・申請者の親（未成年後見人）、成年後見人

が申請する方法があります。

在留資格認定証明書を手に入れたら？

申請も問題なく、在留資格認定証明書を手に入れた！

そう思う外国人の方は多いかもしれませんが、まだです。その前に査証（ビザ）を取る必要があります。

在留する資格を証明する書類なんじゃないの？と思うかもしれません。
詳しくは別記事で解説しますが、とにかく違うモノなのです。流れはこうです。

1. 在留資格認定証明書交付申請

2. 在留資格認定証明書交付

3. 自分の国の日本大使館に査証（ビザ）申請。その際に在留資格認定証明書を添付。

4. 査証（ビザ）が交付される

5. 日本へ✈️

日本に来た後の流れ

まず、在留資格認定証明書の代わりとなる、在留カードという超重要アイテムを受け取る必要があります。在留カードは成田空港、羽田空港、中部空港、関西空港、新千歳空港、広島空港、福岡空港であれば、到着時に受け取れます。それ以外の空港の場合には住民登録を済ませると住民登録した住所へ郵送されてきます。

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