こんにちは、宍戸です。
今回記事では、経営管理ビザ取得のための要件の一つである、「事務所」について語っていきます。誰でもわかるように説明していきますので、どうぞ気張らずにご覧いただければと思います。
事務所と認められるための二つの要件
まず大前提として、経営管理ビザを取得するためには事務所が必要です。一般的な認識では事務所と言えば…
事務所とは…
事務を取り扱う所。オフィス。
くらいの認識かと思います。ただ、このくらいの曖昧な基準ですと、サムネイルで表されているような野ざらし廃病院でも解釈次第で事務所と認められてしまう可能性が出てきてしまいます。
俺が事務所と言ったらここは事務所なんだ!
ただ、安心してください。実際のところ経営管理ビザで求められている事務所とは、そんな曖昧なものではありません。
経営管理ビザで求められている事務所とは、以下の二つ要件を満たしているものを指します。
具体的に言うとどんな事務所ならよいのか
この二つの要件を見て具体的にどのような事務所を用意すればよいのか分かった人は…天才の類でしょう。ほとんどの人々は
(日本語でおk)
という言葉が思わず漏れたはずです。ということで、具体的にどのような事務所を用意すべきか説明します。
法人名義&事業用で契約した物件
事務所用に物件を借りる際には、法人名義で借りる必要があります。また、借りる際の用途ですが住居用ではなく事業用で借りる必要があります。
事業が継続的に運営されるであろう物件
「事業が継続的に運営されること」が求められている経営管理ビザ申請では
・マンスリーマンション、ウィークリーマンション
・屋台
・コンテナハウス
は短期で契約が終了したり、物件が容易に撤去できたりしてしまうため、「事業が継続的に運営されること」という条件を満たさないとされ、特段の事情が無い限り事務所とは認められません。
バーチャルオフィスはダメ
バーチャルオフィスでは、実際に経営・管理を行っている事務所が存在しないとみなされ、求められている事務所の要件を満たしません。
備品をちゃんと備え付けた物件
経営管理ビザ申請の際には、事務所に机、いす、電話、プリンター、パソコン等々…事業活動が行える事務所を準備し、内部を撮影した写真を提出する必要があります。
誰もやったことはないと思いますが、野ざらし廃病院の写真を提出して事業活動が行われていると判断される可能性は低いです。
くっ…!!
住居部分と事務所部分が明確に分かれている物件
事務所は住居部分と明確に分かれていなければなりません。
一軒家を借りて、1階と2階で事務所を分けるような場合は、明確に分けられていると判断されます。
まとめ
例外もあるのですが、経営管理ビザ申請の際に必要な事務所というものをわかっていただけたでしょうか。
実際に経営管理ビザを検討している方で、
まさに例外なんだけど…という方も、わからなかった…という方もとりかに行政書士事務所まで気軽にお問い合わせください。あなたにとって最適な方法を提案します。
何卒引き続き当事務所をよろしくお願いいたします。
理解度チェッククイズ
- Q経営管理ビザ申請の為には物件を○○名義で借りる必要があり、用途は○○用で借りる必要がある。
- Q事業が継続的に運営されること、という条件を満たさない物件を三つ挙げよ
- Qバーチャルオフィスは何故事務所の要件を満たさないのか
- Q一軒家を借りて、1階と2階で事務所と住居を分けるような場合、事務所要件は満たされるか