友人の紹介で出会った中国人女性にプロポーズして、無事OKがもらえました！！！
日本で結婚生活を送るために「日本人の配偶者等」という在留資格を彼女に取得してもらう予定なんですが、どのようにしたらいいのでしょうか？
おめでとうございます！
では、婚姻の手続きから一緒に確認していきましょう！
日本人の配偶者等ビザとは？
ではそもそも日本人の配偶者等ビザとはどのような在留資格なのか、確認していきましょう！
定義
日本人の配偶者・日本人の子が、日本人の配偶者・日本人の子としての身分・地位で日本で活動できる在留資格です。
日本人の配偶者 とは
現実に婚姻中の者を指し、配偶者(日本人)が死んでいる者や、離婚した者、同性婚は、含みません。日本人配偶者に扶養されている・扶養していることは関係がありませんが、どちらかに安定した収入がなくてはいけません。社会通念上夫婦としての共同生活を営む意思が必要で、同居していることも求められます。(配偶者が海外にいる場合は「同居予定」であること)
日本人の子 とは
特別養子と日本人の子として出生した子の事を指します。(普通養子は含まれません。)嫡出子・認知された嫡出子が該当します出生した場所は関係ありません。
活動の範囲
特に日本での活動の制限は受けません。
なるほど・・・。技人国などとは違って働いていることや活動の制限がないんですね！
そうです。Aさんの彼女の場合は、まずは「配偶者になってもらう事」が必要ですね！
では今回は中国人パートナーとの「国際結婚手続き」についてお話していきましょう！
【中国人】日本の配偶者ビザ取得までの道のり
さてここから、中国人の方と結婚を予定している人向けの、結婚～日本人の配偶者ビザ取得までのプロセスを紹介します。
国際結婚～配偶者ビザの道のり
- 両国で婚姻の手続きをする ←イマココ
- 日本人の配偶者ビザを入国管理局へ申請する
両国で婚姻手続きをする
まずは両国で婚姻手続きを行います。先に中国で婚姻手続きを行う場合は「中国方式」、先に日本で婚姻手続きを行う場合は「日本方式」と呼ばれます。
日本方式と中国方式があるんですね・・・。どっちがいいんでしょうか？
基本的に中国人が日本の中長期ビザ(就労ビザなど)を持っていないと婚姻手続きに必要な書類を発行してもらえないため、中長期ビザを持っていない中国人(中国に住んでいる中国人)と結婚する場合は、「中国方式」の婚姻方法しかできません。
両国での婚姻手続きを済ます：先に日本で婚姻手続きを行う場合(日本方式)
- 日本方式は配偶者となる中国人が中長期ビザを持っていることが前提です。(持っていない場合は中国方式)
- 結婚証(赤い手帳の形をした二人が並んでいるもの)は発行されません。
１中国人パートナー側の書類を用意する
- 中国人パートナーの無配偶声明書の公証書：日本にある中国大使館・総領事館で取得
- パスポート
- 在留カード
- 住民票
２日本で婚姻手続きをする
- 婚姻届
- 日本人の戸籍謄本
- １の書類等
を提出します。
３中国人パートナーの中国の戸籍の内容を変更
日本で婚姻届が受理されると、中国でも正式な結婚がされたものと扱わますが、中国人側の戸籍は未婚のままで継続されます。そのため中国の登記処へ中国人配偶者の戸籍簿の婚姻状況欄を「既婚」へ変更する手続きが必要です。
- 婚姻届受理証明書を取得する
- 外務省で婚姻届受理証明書にアポスティーユ認証を受ける
- 中国人パートナーの居民身分証
- 翻訳書類
- 上記の書類をもって戸籍簿を「既婚」へ変更します
両国での婚姻手続きを済ます：先に中国で婚姻手続きを行う場合(中国方式)
出国前に日本で書類を用意する
- 日本人の結婚要件具備証明書：法務局で取得、日本の外務省と日本の中国大使館の認証受ける
- 結婚要件具備証明書の日本語訳
- パスポート
- 在留カード
中国にある婚姻登記処に提出
二人で中国に行き、二人で上記の書類を中国人パートナーの戸籍の所在地を管轄する登記所に必要書類を提出します。
- 居民身分証
- 居民戸口簿
- パスポート
- 日本人の上記の書類
帰国後日本の役所で婚姻手続きをする
中国での婚姻登記が完了した場合、日本側へ3か月以内に婚姻の報告をする必要があります。
- 出生証明書
- 国籍公証書
- 結婚公証書
- 上記の書類の日本語訳
- 婚姻届
- パスポート
- 在留カード
婚姻手続きが済んだら、次は「配偶者ビザ」の申請ですね！
理解度チェック
- Q日本式で婚姻手続きをすると、結婚証(二人の写真が入ったパスポートのような証書)をもらうことが出来ない。
- A
答えは〇。もらうには中国方式の婚姻でないといけません。
- Q中国式で婚姻手続きができるのは、日本の中長期ビザを持っている者だけである。
- A
答えは×。日本式で婚姻手続きができるのは、日本の中長期ビザを持っている者だけである。