こんにちは、宍戸です。
どんな人が経営管理ビザを取得するのか、ということは以前記事にてお話しさせていただきましたが…
今回は、どんな事業であれば経営管理ビザを取得・更新できるかと言うことを説明していきます。
事業が適正で、安定していて、継続性があること
経営管理ビザを取得するために行う(行っている)事業は適正で、安定していて、継続性がなければいけません。具体的に言うと以下の通りです。
事業が適正であること(適正性があること)とは
事業に適正性があるというのは…
しっかりルールを守って事業の経営(管理)を行いましょう!
ということです。
皆さんはオーシャンズ11という映画をご存じでしょうか。
ジョージクルーニーが演じるダニー・オーシャンがプロの窃盗集団、オーシャンズ11を組織してカジノの大金を盗むという映画です。
もし、このオーシャンズ11が経営管理ビザを申請したら…
事業内容が「詐欺、窃盗」なので適正性は満たされません。
それ以前の問題
また、事業内容以外にも適正性が求められる部分はたくさんあります。
社会保険、労働保険に加入が必要な場合→当然加入する必要あり
社会保険、労働保険料の支払い→適切に支払う必要あり
税金→適切に治める必要あり
労働時間→適切な時間にする必要があり。(残業が多すぎるのはダメ)
などなど…です。
安定性、継続性があること
安定性、継続性があることとは文字通り事業が安定して継続していけるかと言うことです。
もし、日本でスープ屋さんを新たに開きたいと思った外国人の方がいたとします。
このスープ屋さんの売りは、とても珍しいキノコが入ったスープです。
本国ではこのキノコが採れる日はお店を開き、採れない日はお店を閉めるという営業スタイルをとっており、本当に採れないときには半年くらいキノコが採れません。
果たして、この外国人の方の事業は、安定、継続してやっていけるのでしょうか?
この「安定性、継続性」は、仕入先、売上高、利益、商材、日本語能力、などなど様々な要素を詰め込んだ事業計画書や補足資料などを使い、入国管理局に説明する必要があるのですが…上記のような事業だと、安定性や継続性を証明するのは難しそうです。
理解度チェッククイズ
- Q経営管理ビザにおける事業は○○性、○○性、○○性がなければならない。
- Q経営管理ビザにおける事業で、適正性がないとみなされる例を三つ以上挙げよ